人手不足に関する調査結果
【調査結果概要】
人手不足の状況 (全体387社の集計)
回答企業387社において「深刻な人手不足である」が18.1%、「どちらかと言えば人手不足である」が56.8%となっていて、合計74.9%の企業が「人手不足」と回答した。昨年の調査結果(75.5%)と比較して、人手不足感はほぼ横ばいの状況が続いている。
業種別に見ると、「深刻な人手不足」の回答は飲食サービス業(33.3%)、建設業(29.0%)、医療・福祉(26.3%)に多く見られた。
不足している人材 (人手不足企業290社)※複数回答
- 「現場対応などの労働人材」が77.9%で最も多く、「特定の技能・資格などを有する人材」が37.9%で続いた。
人手不足が生じている理由 (人手不足企業290社) ※複数回答
- 「採用活動をしても応募がない」が3%で最も多く、「退職に伴う欠員」が51.7%、「需要の回復・拡大」が27.2%だった。
- 「採用活動をしても応募がない」は、製造業、旅行・宿泊業、飲食サービス業で多かった。
人手不足により生じている影響 (人手不足企業290社)※複数回答
- 「従業員の業務量過多」が55.2%で最も多く、「売上機会の損失」(51.4%)、「従業員の残業増加」(3%)が続いた。
- 財務面への影響について、「大いに影響がある」が20.7%、「どちらかと言えば影響がある」が51.0%で、両者の合計は71.7%となった。
- 職場環境・労働環境への影響について、「大いに影響がある」が31.7%、「どちらかと言えば影響がある」が54.8%で、両者の合計は85.5%となった。
人手不足解消に向け取り組んでいること (全体387社の集計) ※複数回答
- 「中途採用強化」が54.0%で最も多く、「待遇改善」(42.1%)、「高年齢従業員の採用継続」(30.2%)、「新卒採用強化」(29.5%)と続いた。
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